書評です。
DaiGoさんの「超効率勉強法」を読みました。
効率の悪い勉強法とは?
実際に効率の悪い勉強法とはなんなのか?
7つあげられていたのでその理由も書いていきます。
DaiGoさんが言う効率の悪い勉強法は
- ハイライト、アンダーバーを引く
- 語呂合わせで覚える
- テキストの要約
- テキストの再読
- 1つの科目を集中学習
- 自分の学習スタイルに合わせる
- 忘れる前に復習
これらのなにがいけないのかというと…
- ハイライト、アンダーバーを引く
ハイライトやアンダーバーを見ると脳が「これが重要なポイントか!」と自動的に判断します。
しかしそこで脳が満足してしまい「重要な情報」と選別するだけで「この内容に覚える価値がある」とまではいかない。
- 語呂合わせで覚える
語呂合わせは記憶術としてはメリットがあるが、知識を応用する問題に全く対応できない。
- テキストの要約
要約はとにかく難易度が高い。時間、効率ともに悪い。
- テキストの再読
勉強法として受け身のため、かけた時間に対する成果が得られない。
実際の実験でテキストの再読に効果が認められた例はないそうです。
- 1つの科目を集中学習
集中して知識を詰め込んでも脳の定着率は低く、すぐに大半の情報を忘れてしまうため。
- 自分の学習スタイルに合わせる
成績の良い学生の勉強法は一貫しており、本当に効果のある勉強法には個人差がない。
- 忘れる前に復習
忘れる前に復習すると脳は「もう知ってる情報だから記憶しなくてえぇやん」
となり頭に残らない。
しかし忘れたころに復習すれば「忘れたのに思い出そうとしてるってことは、この情報めっちゃ大事やん!」と思い記憶してくれるそうです。
結局どんな勉強法がいいのか
「じゃあどんな勉強をすればいいんだ!!!」
となりますが、それはずばり「アクティブラーニング」です。
アクティブラーニングとは積極的に(アクティブ)学習(ラーニング)に取り組む手法のこと。
つまり授業を聞きながらノートをとる受け身の勉強ではなく、自ら進んで頭を使い学習する。これがアクティブラーニングの定義です。
「じゃあ具体的にどうすればいいの?」となります。
アクティブラーニングを実践する方法は大きく分けて2つあります。
それは
- 想起
- 再言語化
です。
想起
想起とは「思い出す」ということです。
脳が活性化し、情報を刻み込むのに最適なのは思い出す作業をした直後です。
想起はアクティブラーニングにおいて最も重要です。
自分の勉強法に「思い出す作業」をどこかに組み込みましょう。
具体的には
- テキストを1ページ読んだら、いったん本を閉じる
- 今読んだページに何が書いてあったか思い出す。
さらにノートをとるときにも
- テキストを読み「ここをまとめたい!」と思ったら本を閉じる
- まとめたい内容を思い出しながらノートに書く
読んだ情報を思い出しつつ、考えながら書き出すのがポイントです!
再言語化
再言語化は「自分の言葉に置き換える」ことです。
これは何かを記憶するより、何かを理解するのに大事なポイントです。
難しい問題や情報を処理するのに再言語化はかかせません。
理解できないテキストは「わかりやすく言い換えるとどうなるだろう?」と考えてみましょう。
具体的には
- 勉強した内容を他人に説明してみる
- 説明する人がいなくても「説明するつもり」でも効果あり
- 勉強した内容を実際に声に出して説明(ひとり言)
- 「この問題を10歳児に教えるにはどうすればいいだろう?」と考えてみる
などがあります。
再言語化のメリットは「わかったつもりでいる」ことを防ぐことです。
自分の中で噛み砕けていないと、他人に説明することはできませんからね…。
まとめ
以上、「超効率勉強法」の重要だと思うところをまとめてみました。
ここで上げた勉強法なんて微々たるもので、他にも様々な勉強法、やってはいけない勉強法が書かれています。
またDaiGoさんの自分の考えというより、完全にエビデンスに基づいた勉強法のみ書いてあります。
科学的に正しいのでかなり信用できます!
「自分の勉強方法は正しいのか?」と疑問に思ている方は絶対に買いです!!!
では。