今回はリリースカットピアノのメロディを作る方法を解説します。
前回の解説では
メロディの部分について
「とにかくコードトーンをなぞる」
「ルート音と5度の音を使う」
「半音で進む」
などあいまいな表現しかできませんでした。
なので今回は、前回と全く違うアプローチで
メロディを作曲していきたいと思います。
ペンタトニック・スケールを使う
今回はメロディを作成するためにひとつのスケール(音程)を使います。
それはペンタトニック・スケールです。
(今回は例題曲がCメジャーのため、Cメジャーペンタトニック・スケールを使用します)
ちなみに伴奏(バッキング)は前回作曲したリリースカットピアノをそのまま使用します。
こちらがバッキングです。
コード進行は丸の内サディスティック進行を使用し
F → G → Am →D になります。
こちらにメロディを加えます。
使用する音は図の通りです。
赤丸の部分がCメジャーペンタトニックスケールです。
ピアノの白鍵部分のF(ファ)とB(シ)の音を抜いた音程になります。
このスケールを使いメロディを打ち込みました。
自由に打ち込んでいいのですがメロディが終わる感じが欲しかったので
メロディの最期をC(ド)で終わらせました。
それ以外はコードトーンなどはガン無視して自分の感覚でメロディを作りました。
以下、打ち込み例です。
いかがでしょうか??
界隈っぽさというか、エモい雰囲気というかの片鱗は出てきた気がしますが
どこか味気ない感じがします。
使う音を増やす
先ほどのペンタトニックスケールに使える音を増やしてみましょう。
D(レ)とE(ミ)の間のD#
G(ソ)とA(ラ)の間のG#
こちらの黒鍵部分も使用して先ほどのメロディに音を追加していきます。
こちらになります。
ちなみに付け加えた音はこちらです。
D#はブルース・ノート・スケールで使用されもので
G#もロックではG→G#→Aで進行するフレーズもよく見られます。
俗にいう界隈っぽさ、エモい感じは少し出てきました。
しかしスピード感が足りない気がしたので
そこを修正していきます。
6連符を使う
6連符とは音を6等分にした長さのことです。
ここでは部分的に6連符を使用しました。
6連符を使いスピード感を演出しました。
追加した部分はこちらです。
まとめ
いかがでしょうか?
ご意見ご感想ありましたらコメントにてお願いします!
最後に、リリースカットピアノのメロディ打ち込み例を紹介しましたが
音楽に「この音は絶対に使ってはいけない」というものはありませんので
今回の例はあくまで参考として自由に作曲してみてください!