テレビアニメ「名探偵コナン」第925、926話「心のこもったストラップ」をボーっと見ていて
「なんで灰原哀ちゃんは比護選手が好きなのかな?」
と思っていたら、ちょうど読んでいた名探偵コナン34巻にそのエピソードが描かれていたので書いておきます。
※ネタバレNGな方はご遠慮ください。
「名探偵コナン」34巻
FILE.5嵐のブーイング
FILE.6疑惑のサポーター
FILE.7エセサポーター
が該当のエピソードになります。
いちいち詳細を書いていたら長くなってしまうので、まず完結に要点のみまとめます。
なぜ灰原は比護選手が好きなのか?要点まとめ
ビッグ大阪所属のセンターFW比護龍佑選手は、ノワール東京との試合でボールを持つと敵からも見方からもブーイング。
なぜか?
比護選手はノワール東京からビッグ大阪に移籍したため、ノワールサポーターからブーイングを受けているのです。
なぜ味方サポーターからもブーイングを受けているのかというと、スポーツ紙等の報道でビッグ大阪に移籍したのはスペインリーグに移籍するときに契約金をつり上げるためと報じられたからです。
ちなみにコナン君は「今まで目の敵にしていたFWをサポーターが素直に応援できないでいるだけだよ」とも言っています。
またこのシーンで哀ちゃんは「所詮、裏切り者には居場所なんてない」と言っています。
そして電車内で殺人事件が起こり、駅構内の巨大モニターでBIG大阪の試合を食い入るように見る灰原哀。
それを見たコナン君が一言。
「似てるよな、比護さんってオメーに」
コナン君の解説によると、ノワールはフランス語で黒。
黒のチーム(ノワール東京)から出ていき、厳しい状態にある比護選手と黒の組織から抜け出した裏切り者の自分とを照らし合わせているからだとコナン君は指摘。
つまりなぜ哀ちゃんが比護選手を好きなのかというと
自分と境遇が似ていたからなのです。
比護選手にまつわる話の真実
実はビッグ大阪に移籍したのは移籍金をつり上げるためではありません。
コナン君の解説によると、公表していませんが比護選手には腹違いの兄がおり、それは以前ノワール東京でプレーしていたサブDFの遠藤陸央選手だったのです。
なぜコナン君がこんなことを知っているのかというと、工藤新一が中学3年生のとき試合を見に来た遠藤、比護兄弟が教えてくれたそうです。
しかし比護選手がノワールに入団した2年後、遠藤は戦力外通告を受けてしまいます。
なぜか?
J2ですらパッっとしない実力だった遠藤がノワールに入団できたのは、実力のある比護選手を釣るためのエサだったからです。
球団はどこかで情報を知ったのでしょう。
それに気づいた比護選手は、引退した兄をトレーナーとして引き入れてくれたBIG大阪に移籍します。
二人でJ1を制する夢を叶えるために。
と、コナン君が解説。
またこのとき哀ちゃんが見ていた試合は、比護選手がVゴールを決めビッグ大阪の勝利。
スタジアムはうって変わって比護コール。
あのブーイングは、移籍してなかなか調子の出ない比護選手に対する叱咤激励だったそうです。
めでてしめでたし。
以上、灰原哀が比護選手が好きになった理由でした!