偶然テレビで流れてきた音楽。
その曲に一発で心を奪われ、「俺にはこれしかない!」
と一念発起しギターを覚えだします。
好きになった曲をコピーし、さらにはその曲が入ったアルバムを全曲コピーして、初心者の域を脱しているはずなのに…。
教則本を何冊も購入し、演奏の幅が広がっても一向に曲が生まれません。
あなたもその一人ではありませんか?
そんなあなたのために贈ります。
この記事では、演奏面や音楽理論的なことは一切書いてありません。
曲を作り上げるための考え方の参考になればいいな、と思っています。
完璧を求めすぎている
例えばギターを弾いていて、使えそうなフレーズが思いついたとする。
これを使って一曲仕上げようとするが、次の日にそのフレーズを弾いてみると
「なんかどっかで聞いたことあるな」
「今流行っている音楽とは違うな」
「自分の好きな○○○と比べると全然大したことないフレーズじゃん」
と、せっかく思いついたのに曲を仕上げる前に捨ててしまう。
上記以外にも途中で曲を作ることを止めてしまうことは多々あると思う。
しかし既存の音楽と全く似ていない音楽を作ることは不可能だし
そんなことを気にしていたら曲なんて永遠に書けません。
好きなアーティストと似てたっていい、テクニックがへぼでもいい。
録音したものにノイズが入ってたって、ミックスがグチャグチャだっていい。
まずは一曲、作り上げてみよう。
伝えたいことがない
「彼女にフラれて、その日の夜に作った曲です。」
アーティストがインタビューなんかでよく言ってますよね。
ズバリこういった場合は
彼女にフラれて悲しいし切ないし、どこにも行き場のない感情を音楽にぶつけて曲を作り上げた
ってことですよね?
伝えたいなんて大それたことではないのかもしれませんが、あなたにそういった感情はありますか?
別に恋愛でなくてもいい、空想で描いた世界観を表現したっていい。
おいしいものを食べたり、旅行に行ったり、ゲームしたり、引きこもってたりしたことでも全くかまいません。
あなたに言いたいことはありますか?
伝えたい思いはありますか?
それが曲を作るエネルギーになります。
伝えたいことがない場合の対処法
しかし伝えたい事が全くない場合、対処すべきことがひとつあります。
それは行動です。
おそらく、あなたはまだ狭い世界の中にいます。
あなたがやったことのないこと、行ったことのない場所、食べたことのないもの、
とにかく体験したことのないことを興味のあるものからやってみてください。
その行動から体験したことが、曲作りのヒントになります。
体験したことをそのまま曲にしてもいいですし、そこで出会った人たちとの日々を思って曲を作ってもいいかもしれません。
映画や漫画、本を読んでその世界観を表現してもいい。
怒りやさみしさを感じたらその感情を曲にしても全くかまいません。
最後に
曲作りはとにかく自由です。
自分が伝えたい事、言いたい事、なにを言ってもかまいません。
そして何よりそれを楽しんでやりましょう。
そこを忘れてしまうと、とても辛くなるでしょう。
音楽を聞いて、楽器に触れて、楽しい気持ちを忘れないでください。
ノシ