THE BACK HORN「情景泥棒」今更ながら買いました。
まずCD買うのが久しぶりだ。
最後にCD買ったのがMANDO DIAOの「bring `em in」
当時たまたまラジオ聞いていたら1曲目収録の「sheepdog」が流れてきて一発で惚れ込んでアマゾンで中古のをポチった。
それが2年前の6月なのでほぼ2年ぶりにCDを買った…。
そりゃ音楽への興味も薄れます。
そしてなんで2年ぶりにCD買おうと思ったのか自分でもわからん。
もちろんバックホーンは大好きなバンドの一つだ。
高校生のとき家でSSTV見てた時、バックホーンの「コバルトブルー」に衝撃を受けた。
いまだに音楽を聞いてあそこまで衝撃を受けたことはない。
モノクロの映像は一発撮り。
海岸で暴れまわるメンバー、そして何より美しいメロディ。
「コバルトブルー」収録のアルバム「ヘッドフォンチルドレン」は全曲ドラムでコピーした。それくらい聞いた。
大昔にyoutubeでコバルトブルーのPV再現している動画があったけど、今探してもみつからんかった…。
たしか落ちはギター以外全員が海にダイブしたような…。
知ってる人いたら教えてくれ!!!
2008年結成10周年バックホーン初の武道館公演も一人で見に行った。
生で演奏を見たのがそれが初めてだった。
それからバックホーンはアルバムが出るたびに購入していたが次第に聞かなくなっていた。
そして一昨年くらいに久しぶりに聞いてい見ようと思い、聞いてない新しいアルバムをレンタルして聞いた。
人も生きていけば変化していくものだし、バンドだってもちろんそうだ。
むしろ変化を楽しむものなのかもしれない。
バックホーンは英語を一切使わないバンドだったが英語を使うようになっていた。
初期の初期こそは己の負の感情を叫びあげる曲が多かったが、それは自分がリアルタイムで聞いていた時でも徐々に少なくなっていった。
しかし悪い感じはしなかった。
曲はあいかわらずいいし、叫ぶような曲も少なくなってしまったが「俺たちは」という勢い、それは衰えていない。
そして2018年。
バックホーンは結成20周年。
当時大学生だった僕が武道館見に行ってから10年。
どこか感傷に浸りたい気持ちでCDを買ったのかもしれない。
聞いた。
今回はインディーズ以来のミニアルバムで曲数は7曲。
聞きだしたとき思ったよりかっこ良くて思わず笑ってしまった笑
全曲通して聞いた印象は疾走感が強い。BPMが早めかもしれない。
メロディを繰り返す曲が多い。これは曲を印象付けるための常套句で何十年も前から使われている手法だが、バックホーンがこれを使うのは珍しい。
ただこれは悪いってことが言いたいのではなくて、このアルバムは良い。
アレンジもかなり凝ってるし考えて作ってる印象を受ける。
個人的にいいアルバムの条件のひとつに通して聞ける、というのがあるがまさにそれ。
飛ばさずに最後まで聞ける。
あの時とは確かに変わった。
しかし「俺たちは」は変わってない。
最高にダサくて汗臭くてかっこいいバックホーンがここにいる。
久しぶりにライブ見てみたいな。
活動休止もせず駆け抜けてきた20年。本当におめでとう。
これからも変わらない「俺たちは」を見せてくれ。